10ヶ国から参加

Ten Nationalties Represented in the 2016-2017 Vendee Globe

English Original

バンディグローブ2016-2017には10ヶ国から参加。

10月31日

 

この第8回大会には、4大陸、10ヶ国が参加しています。20名のフランス人挑戦者、ニュージーランド1名Conrad Coleman、スペイン1名Didac Costa、ハンガリー1名Nander Fa、オランダ1名Pieter Heerema、アイルランド1名Enda O'Coineen、スイス1名Alan Roura、日本1名白石康次郎、イギリス1名Alex Thomson、アメリカ1名Rich Wilsonです。これは全く初めてのことです。

 

イギリス

イギリス人セーラー、Alex Thomsonはこの2016-2017レースで優勝を狙える強いチャンスを持った唯一のフランス人以外のスキッパーです。彼の4回目の参加で、彼ははっきりとした目標を持っています。彼は既に2012-2013レースで表彰台には立っていますが(3位)、彼は最もステータスに高いレースで、フランス人以外で初めての優勝者になりたいと思っています。彼の経験と能力を別にしも、Alexは、新世代のフォイル付きIMOCA60艇の可能性を付け加えることができます。

 

ハンガリー

ハンガリー人のセーラー、Nandor Fa は3回目の挑戦です。最後に参加して20年ぶりです。Alex Thomsonと違い、彼は優勝を狙っていません。しかし、彼の2回目の1993年のしっかりとした5位続いて、2回目の完走を狙っています。「バンディグローブは私の人生です。しかし、このレースを終えると私は64歳になります。そして私はレースを終える時だ、と思っています。」彼は私たちに話しました。

 

アメリカ合衆国

3番目のセーラーはアメリカ合衆国からきました。66歳、Rich Wilsonはこのレースの最も歳を取ったセーラーです。彼は2009年に出した121日の記録を更新することを目標に戻ってきました。一方で世界中の若い希望の星たちに教育プログラムを行っています。「私は私たちが行うすべてのことがレースを助け、アメリカ合衆国をよりよく理解してもらうようになり、そして、もっと多くのアメリカ人が参加するようになることを望んでいます。」Rich Wilsonは付け加えました。

 

スペイン

Didac Costaはレースが始まった1989年以来、バンディグローブに参加する4人目のスペイン人です。彼はJose de Urgate、Unai Basurko、そしてJavier Sanso の足跡を追っています。「文化的に、外洋レースはスペインではフランスのように盛んではありません。一般大衆もメディアも興味を持っていません。」Disacは説明しました。「しかし、徐々に、物事は変わりつつあります。特にバルセロナ世界レースの3大会でです。このレースはスペイン人セーラーがこの世界に入るきっかけになりました。物事は動き始め、そして今、私たちはバンディグローブに参加することでそれを続けなくてはなりません。時間がかかります、しかし、期待されています。物事は一日では変わりません。」

 

スイス

バンディグローブの歴史で、最も若い参加者、Alan Roura, 23歳、は海のエベレストに参加する4人目のスイス人セーラーであることに明らかに誇りを持っています。そしてBernard Gallay、Bernard Stamm、そしてDominique Wavreからバトンを受け継ぎました。「スイスを代表することは大変な名誉です。バンディグローブは世界で最も大きな有名なレース、単独航海のセーラー達の聖杯として存在しています。人々は常に最低一人のスイス人セーラーが毎回このような大きなレースに参加しているのを何とか見たいと臨んでいます。そしてメディアも私たちを追っています。」Alanは説明します。

 

4か国は初めての参加です。日本、ニュージランド、オランダ、そしてアイルランドです。

 

他の外国人スキッパーたちは初めて彼らの国を代表して登録しました。日本人セーラー白石康次郎はバンデイグローブで初めて、すべての大陸が代表された大会を実現しています。このことは海のエベレストが国際化するための大きなステップです。白石康次郎が単独無寄港世界一周レースに参加することが発表された時、日本セーリング連盟の会長は、これは「日本のヨット界において、2020年のオリンピックが決まったことと、ソフトバンク・ジャパンは2017アメリカズカップに参戦するのに次ぐ、3番目の良いニュースだ。」と歓迎しました。白石康次郎はバンディグローブに参加する、最後ではなく、最初の日本人セーラーになれたことを喜んでいます。

 

ニュージランドも、Conrad Colman (アメリカとの2重国籍)のおかげで参加します。若いスキッパーは既に2回ダブルハンド(2人乗り)世界一周レースを完走しています。そして今、それを再度単独航海でしたいと思っています。「ニュージランドは歴史的にセーラーの国です。特に、アメリカズカップとウイットブレッドでです。バンディグローブがフランスだけではなく世界的な冒険になる時がきました。私たちは正しい競技場にいます。私はバンディグローブの冒険が広がることに貢献するという理想にむけて最高に士気が向上しています。」彼は少し前に私たちに話をしました。

 

別の初めて参加する国は、Oieter Heeremaによるオランダです。彼はVPLP-Verdier設計事務所が設計した新しいボートで出航します。それはもともとはイタリアのAndrea Muraのために建造されました。そのスポンサーがイタリアの経済状況によってあきらめる前に設計されました。「私はバンディグローブを20年間熱心にフォローしてきました。」Pieterは説明しました。「挑戦のチャンスがきました。私はMichel Desjoyeaux に会いました、そしてお互いに話をしました。なぜかって?私は行く手に長い道のりがあります。そして私は明らかに若手のスターではありません。私の挑戦は世界一周を完走することです。」

 

Enda O'Coineen の場合、彼はアイルランドからバンディグローブへやってきた初めての人物です。ビジネスマンでありセーラーと認識されている彼は、母国で多くの外洋レースを開催しています。「私はアイルランドを代表して艇とともにこの夢のレースに参加することができたことを本当に喜んでいます。」彼は幸せそうに私たちに話しました。「私たちは多くの熱狂的なサポーターを持っています。そして、このプロジェクトに向かってゆく経験を持っています。私たちは一からやろうとしているのではありません、すでにこのプロジェクトにどっぷり浸かっています。私たちの主の目的は、この大変な冒険で、艇の安全を図りながら世界を回ることです。

 

9ケ国のスキッパーの参加回数

 

・Didac Costa (スペイン)、35歳、1回目

・Nander Fa (ハンガリー)、64歳、3回目(1992-1993,5位、1996-1997、棄権)

・Rich Wilson (アメリカ)、66歳、2回目(2008-2009,9位)

・Alex Thomson (イギリス)、42歳、4回目(2004-2005、と2008-2009、棄権、2012-2013,3位)

・Alan Roura (スイス)、23歳、1回目

・Pieter Heerema (オランダ)、64歳、1回目

・白石康次郎(日本)、49歳、1回目

・Conrad Colman (ニュージランド)、32歳、1回目

・Enda O'Coineen (アイルランド)、60歳、1回目

 

バンディグローブの外国人参加の歴史

 

・1989-1989:13人中3か国3人

・1992-1993:15人中6か国7人

・1996-1997:16人中5か国5人

・2000-2001:26人中7か国11人

・2004-2005:20人中6か国7人

・2008-2009:30人中7か国13人

・2012-2017:20人中6か国8人

・2016-2017:29人中10ヶ国9人

 

翻訳:Watson Courtier

as of Nov. 1 2016.