Gybe for a giant depression.


English originai

台風を避ける。 The BIG GYBE June 3


今朝(6月3日)、ニューヨーク・バンディーレースでは、1位を走っているアレックス・トムソンに向かっている暴風のために、36時間にわたって発表が中断されていました。およそ9時ごろ、このイギリス人のスキッパーは彼のヨット、ヒューゴ・ボスを南東に回頭させることができ、巨大な暴風雨を避けることができました。これが彼の過去2日間の航海でした。

しかし、今トムソンはレ・サブレス・デ・オロヌへの大回廊ルート(それは最も短い航路)から離れています。そこは未だ1300マイル先です。彼のリードは、昨夜のUTC24:30の102マイルから今日の13:00の42マイルへと、急速に下がっています。トムソンは昨日、事前に警鐘して、「今の時点でリードは何の意味もない、」と言っていました。

 

しかしながら、今、ヒューゴ・ボスは低気圧の中心から離れつつあります。予報では風は低気圧の中心が南に移る夕方(UTC)まで一旦吹きます。それはトムソンをフィニッシュに向けてよりよいコースに載せてくれる、もっと南西からの有益な風に代わるところまで運んでゆくでしょう。

 

Photo: Onboarsd Edmond De Rothschild.

後ろですきを狙うエドモンド・デ・ロスチャイルドに乗っているセバスチャン・ジョセはジェレミエ・ビユーのマイテュレ・コクの先を行く2番手です。今朝、2隻の艇はジョセのソリテアール・デ・フィガロでの3回の優勝争いだった時以上に、さらに北へ進路を取る、彼の衝撃的な角度での帆走によって分かれました。2隻の艇はすぐに回頭するつもりです。ジョセは報告しています。「過去の36時間は大揺れの航海でした。しかし、それは回頭するまでの間20時間ほどで、この低気圧が後ろに去って、状況はもっと良くなりました。それはフォイル艇にとっては実際にはいいとは言えませんが。」

 

先頭集団は来週早くにはレ・サブレス・デ・オロヌへ到着するでしょう。しかし、この時期、フランス大西洋岸からのびる大きな無風地帯によって、はっきりした大きな疑問符が漂っています。ジョセが警告しているように、「私たちは凪で動きが止まるでしょう。そして、基本的に再編成があるでしょう。なので未だ多くのチャンスが残っています。」

 

Photo: Th.Martinez /  Sea&Co/OSM

エドモンド・デ・ロスチャイルドの南南西およそ500マイルに約15ノットの風の中で帆走しているPRBがいます。PRBは未だ450マイル離れているアゾレス諸島へのコースに乗っています。そこでビンセント・リオウは明日の午後、ピットストップのため寄港しようとしています。

そこで彼はPRBの水漏れと電力の問題に取り組もうとしています。「私は水漏れを直し切れていません。」リオウは報告してきました。「私は、それを止めることができていません。それはひどくはありませんが、一時間ごとにバケツ一杯の水が出ます。しかし、私はそれを注視している必要がありのです。なぜならばそれがエンジンとシステムの周りだからです。」

 

電力について、リオウは現在水流発電機を使っています。そして電力を節約して使うようにしています。個人的に彼は歯ぎしりをしています。それはレースをしているというより、回航しているモードになっているからです。しかし、「私は不幸ではありません。船の上にいるのですから!」と彼は言います。

 

Photo: Kojiro Shiraishi / Sea&Co/OSM

第7位には、6位を伺っている日本の白石康次郎がいます。彼はレース生活を楽しんでいます。彼は彼自身の航路を取っています。昨日、回頭するまでは、もともとはジョセとビユーの航路似ていました。

 

「7位にいることは驚きです。しかし他の人の失点によるものが大きいです。」白石は認めています。ニューヨーク・バンディーレースは3回も世界一周をした彼に取っても、新しく購入したボート(かつて2008年バンデグローブに参加したジョセのBT,2012年のバンデグローブのトムソンのヒューゴ・ボス)で航海する初めての機会になります。「このボートは大変に早い!私はこんなに早いボートを経験したことがありません。彼女を購入してからわずか2か月半しかたっていません。全クルーメンバーと友人に感謝しています。彼らなしには私はここまで来られませんでした。」

白石にとってはフィニッシュすることが大切なのです。彼はこの理由で南へ回頭しました。「私はもし高速で航海したらどこかを壊すのではないかと思っています。このレースにおける私の大事な目的はバンデグローブの参加資格を得ることです。これはその参加資格を得る最後の、そして唯一のレースなのです。もう少し南へ向かい、私は強い風と高い波を避けます。」

 

レースの中でさらにレースをしている、ニューヨーク・バンディーレースの後方につけている5隻は今最終的にヨーロッパに向けて彼らの船首を上向きにかえました。そして、今2桁の速度を出しています。もっとも南のコースを取っているのはジーン・ピレッツ・ディックの乗るセント・ミカエル・ビルバックです。彼はこの午後、ノースカロライナの緯度よりも下がりました。このグループはセント・ミカエル・ビルバックが15ノットで走っている、ある微風を見つけました。とはいえ、あまりよくない南からの風です(彼女は左側にフォイルを持っていません。スターボードタック(右舷からの風)ではポートサイド(左側)のフォイルを使うので)しかしながら、風は今夕から西へ急に向きを変えて吹き始めます。追い風はセント・ミカエル・ビルバックの失った左側のフォイルの問題を消滅させます。

 

Translated by Watson Courtier. on July 15. 2016