南への脱出ルート

Escape route south


English original

南への脱出ルート

11月17日

 

今朝、UTC04:17、Thomas Ruyant が赤道を越えて以降、バンディグローブのトップ10のボートは全て、イギリス人スキッパーAlex ThomsonnoHugo Bossに先導されて、南へ向かって南半球でレースをしています。

 

RuyantはThomsonに1日と9時間13分遅れて赤道を越えました。Thomsonは2位のArimel Le Cleac'hに今朝、55マイルのリードを維持しています。先頭を行く2隻は17ノットから21ノットの間のスピードで、レシフの東150マイルに早くも達しています。今日の天気の予想ベースでは、喜望峰への今までの記録、Le Cleac'hが持つ22日23時間よりも2日ほどいい記録になりそうです。南へ向かって未だ12ノットを維持している、12位のKito de Pavant以降は船隊が分かれ始めています。彼の後には、無風地帯が実際に活動しています。30ノットのスコールと激しい雨が伴った凪の海が長く続いています。Louis Burton、Bertrand De Broc、そしてArnaud Boissieres はみんな夜の内はゆっくりとしたスピードです。

 

大西洋は前にまっすぐ続くように見えます。しかし、それは揺り動かされはじめ、高速列車の線路よりも引込線のヤードのようになり始めます。中間では、雷雲地帯が今朝の航路上に現れました。一方で無風地帯は、今だ赤道に達する道を探している、船団の周りの広い範囲で居座っています。Sebastien Destremau (TechnoFirst-face Ocean号)はアフリカ沿岸に沿った島々の内側の航路を嫌った後、彼は今、ガーボベルデ諸島沖で友人の競争相手と再会しに現れました。一方で、Didac Costa(One Planet One Ocean号)は今日遅く、Tanguy de lamotte (Initiativs-Coeur号)とすれ違いました。このフランス人セーラーはカナリア諸島へおよそ8ノットで戻っているところです。一歩でカタラン人は南へ向けて6ノットで彼から250マイルはなれていました。

気持ちの違い

沿岸から十分に離れたおかげで沖合での風の影響を受けることなく、そして、沿岸に沿って100マイル直線に並んだトロール漁船からも十分はなれて、 先頭集団が18ノットから20ノットで高速で進んでいる一方で、そのあとに続く集団にはおそらくそれはそのケースは当てはまらないでしょう。JeanLe Cam (Finistere Mer Vent号)は赤道を水曜日(16日)UTC:22:19に越えました。彼は船隊の最も下手にいて、ラシフに近づきすぎるのを避けるために東寄りに戻す風に乗り飛んで行くでしょう。先頭の7隻と、後ろを追いかける最も接近した相手との差はずいぶんと広がりました。Jean-Pierre Dick (StMichel-Virbac号)は今、ガポフリオへ向かうルートに乗っている先頭から580マイル以上遅れています。

 

その他の小さなグループでは、唯一、Kito de Pavant (Bastide Otio号)が非常に変化のある風の中に大勢が留められていた無風地帯から今出ました。その地帯には300マイルにわたってLouis Burton (Bureau Vallee号)とAlan Roura (La Fabrique号)が船団の一部として押しとどめられていました。この停滞は今、二つに割れた、違う天候の中で行われているレースの大きな遅れを意味します。最低彼らが暴風圏に到着するまで続くでしょう。

 

翻訳:Watson Courtier

as of Nov. 22 2016.